促音っの書き方が身につく!教え方のポイントとコツを解説!

国語

促音「っ」の書き方が身につく教え方のポイントとコツを解説していきます。

促音「っ」は,話し言葉ではつまる音で,文字は小さく「っ」と書きます。

促音「っ」の書き方を教えるときに,「小さいつ」と言って教えていると,書くときに混乱してしまいがちです。

そんな子どもが促音「っ」の書き方を身につける教え方のポイントです。

促音「っ」の教え方のコツは?

促音のある単語を書いていく前に,促音「っ」を意識することが大事です。

そのためには,まず強調して読むこと!

私が,長年の経験からうまくいったやり方を具体的にお知らせしてていきますので,どうぞ参考になさってください。。

促音「っ」の書き方が身につく教え方その1:強調して読むこと

促音「っ」を正しく書くためには,まずは「っ」を意識して読むことが必要です。

促音を意識できる読み方が,書く活動につながっていきます。

その手順を1つずつ具体的にお知らせしていきます。

促音の前の音を強調して読む

はじめに,強調した読み方を聞かせてあげてください。

「きって」でも「ろけっと」でも構いませんが,読むときに,促音「っ」の前の音を強めに読みます。

同時に,テーブルとか膝とか近くにあるものを,軽く指先でタップしてみてください。

つまり,「って」の太字の「」で,タップしながら強調して読むのです。

子どもが読むときは,タップは大人がしてあげた方が読みに集中できるかと思います。

読んで書く

書く前に1回声に出して読みます。もちろん,強調した読み方です。

慣れるまで一緒に読んであげましょう。

もし,子どもが「小さいつ?」と聞いてきてきたら,「そう,これは暗号よ!」と言ってあげてください。

書いたものを読む

書いたら,すぐに促音「っ」を強調した読み方で読むようにします。

はじめは,1単語ごとに,書いては読む,という活動を繰り返すと,定着していくはずです。

促音「っ」の書き方が身につく教え方その2:間違って書いた時

書いたものが間違っているとき,書いてある通りに読んでみせてください。

そのあと,促音の前の音を協調した読みを聞かせて,子ども自身が違いに気づくことが大切です。

それでも気づかないときは,「ここ(間違ったところを指さして),違うよ」と,目を向けさせて,強調した読みをもう一度聞かせてください。

教える方は,「小さいつ」という言葉かけをできるだけしないように心がけることが大切です。

これは,大きい「つ」を書いたときも,「っ」を書く位置が違うときにも有効です。

促音「っ」の書き方が身につく単語の選び方は?

促音「っ」は,強調した音(文字)の後にくる!ということが体感しやすいように,短くて,促音「っ」が前にある単語からはじめて,単語後半に促音があるものへと広げていくと段階を追って取り組んでいけるかと思います。

単語のはじめに促音「っ」がある短い言葉

3音節の短い単語を選んであげましょう。

例えば,「きって」「こっぷ」「まっち」「まっと」などです。

「がっき」「らっぱ」など,濁音(濁った音)や半濁音(ぱぴぷぺぽ)は,その後にするといいかと思います。

単語の後半に促音「っ」がある言葉

4音節以上の単語には,後ろの方に促音「っ」が入るものがあります。

例えば,「らけっと」「とらっく」「すこっぷ」「びすけっと」などです。

はじめは,促音「っ」の位置が違うので,少し戸惑うかもしれません。

ここでも,「らっと」と,軽くタップしながら強調して読むことができると,書くことにスムーズに取り組むことができます。

促音「っ」の書き方が身につく教え方:まとめ

いかがでしょうか。

促音「っ」の書き方を教えるポイントは,

①促音「っ」の前の文字を強調して読んで書く

②短い単語かで,促音が始めの方にあるものから取り組む

③間違ったときは,書いた通りに読んで違いに気づかせる

ことが大切です。

少々,遠回りに感じる方がいらっしゃるかもしれませんが,ここで丁寧にしておくと,上の学年になってもうやむやになって引きずることなく,日々の学習に取り組むことができます。

今回は,単語で説明しましたが,このやり方は文や文章でも使えますので,少しでも参考になれば幸いです。

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